読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

星降る夜に願うこと -もちのブログ-

NEWSごとメモ。クラシック音楽寄りな見方してしまうヨ。

キリンでもいいじゃない ータイプライターズとNEWSな2人の感想がなぜかこうなるー

こないだから専業作家と兼業作家のちがいとかについてて考えてたところでタイプライターズがあったので、まあ~~ほんとタイムリーでした。専業・兼業というか、むしろ「一本にできるかどうか」というあたりを音楽で考えてたらなんだかまとまらなくなってきたところだったので。

というわけで以下メモです。

 

とりあえずわたしはずーーーーっとピアノやってきたわけで、大学辞めるときは担当講師に「あんたは弾くために生まれてきたのよ、それなのに」と言われましたが、そんなお金ないんだから仕方ねえしこんな低レベルな学校にない金はたけねえよ! と思ってたんですけど(そこは後悔はまったくしていない)マアそうですね、弾くのやめてないです。

 

でも専業で講師やってたときもしにそうでしたよ?(苦笑)

 

これなんなんだろうなあとおもってたんですが、要するにわたしがずっと「学生+ピアノを弾く」と並行してきたせいじゃないかと思うのですよ。

さらに言うと、弾いてるときってさらに思考が並行してるので、世界全部がパラレルと言っても過言ではない。しかもピアノだと「自分」+「曲」+「解釈」+「体の調整」+「そのフィードバック」+「それを両手」+「さらにいうなら指ごと」ってなるのでネストにもほどがあるマジで。

 

で、そういえば。

わたしが読みやすい作家さんって、もしかしたら兼業作家さんかもしれません。
シゲアキしかり、荻原先生しかり。(荻原先生はたしか途中までそうだよね?いまは違うかもしらん…)(あやふや)

 

なんというか……それこそ中村文則さんの言葉を聞いてて、手作りの料理食べるときのコメントがほんとなんというか……作家だなあ、と思いました。「中村文則が小説」ってパンチある言葉で、なるほどなと。

深く深く潜る、みたいなこと言ってたけどあれほんとのほんとに作家というか、それ一本だけのひとこそやれることだなぁ……と半ばうらやましく見てました。だってあれやると途中で気持ち悪くなるんだよ……世界の境界線わかはなくなるのでほんと専業のひとしかやっちゃいかん気がする……

しかし同時に『おれさまのいうとおり』で記憶飛んだというしげあきの言葉にも深くうなずいたりして、確かにそういうときってアドレナリン出てるのか集中しまくってるのか、まさにゾーン(黒子のバスケで周知されたアレ)だと思うんですが、あれになったときにコンクールで賞もらえたりするので、記憶飛ぶのはむしろいいものだと理解しております。めったにないしね。

 

わたしの印象としては中村さんも又吉さんもネストで書くことがあまりない人だなあというものがあるんですが、そこがその、なんというか「潜る」であるのかな、と思い当たったのですよ。

『樹上のゆりかご』も、またその前身でありわたしの中での小説の構築として最高レベルかと思う『これは王国のかぎ』、どちらも荻原規子作品で一人称なのですが、どっちも俯瞰で書いてあるからすごく読みやすい。とくに『かぎ』だと、「ゾウをのんだウワバミのような」という描写があるように、実は視点が超高層にあるわけですよ。じゃないと逆に内部まで見通せないだろうなあと。

 

そういう点では『チュベローズで待ってる』も一人称ながらの俯瞰であり、そもそもその記憶吹っ飛んだという『おれさまのいうとおり』こそ究極の一人称俯瞰だな~~~~と改めて思うわけです。あれ無意識だろうと俯瞰で見下ろさないとああはまとまらないもんねえ……

 

わたし自身が「ネストで俯瞰してるタイプ」と言われることもあるせいか、どうにも上方で把握した方が筆が乗るタイプ、かつ、「その場所に降りたら失敗する」タイプなのだというのも自覚してるのもあります。

ネストするのは無自覚なんですが、例えば弾いてて記憶飛んでたりすること(これを最近は『時間のゼロ距離』と呼んでいます)とは別にやはり「そこに深みがあるのはわかる」というのはあります。
十二国記で景麒が蝕について「そこにあるのはわかる、けどあれは大変なことだからやらない」と言っていたのに似てる気もします。

 

もしかして二つの形態を持つ麒麟と、兼業(一本化できない人)というのは同種の何かなのかもしれないです。獣になりきれないという。
(これ言っちゃうとエヴァっぽいけど)

 

専業だろうが兼業だろうが、どちらも「この世の中生きづれええええ」っていうのは変わらないんでしょうけど。

日常の事象があったほうが書きやすい弾きやすいひともいるもんだよな、というのは実感しています。身体壊すくらいにww

 

まあいまならドイツ留学も行けそうです先生……
と思うけどやっぱり2秒後くらいには「あっNEWS見れなくなるの無理、本読めなくなるのムリ」ってなるから、やっぱりわたしほんとに専業ムリですねゴメンなさい!(キリッ)

ちなみわたしが勝手に即興するとポリフォニックになるのはそのパラレル的な音形が面白いからであってそこも若しかしたらネスト化してるのかもしれないです。それで言うとショパンは専業タイプだと思います……だってあの人と一体化しないとマジで弾けないもん(シューマンラヴェルだと別人のままで弾ける)。

(余談でした。)

 

兼業なら兼業の楽しさをじたんが昨日のNEWS2人で身を以て示してくれたので(バンプアップしすぎ+ただの変態焼き鳥屋さん)、くっっっそかっこいいな! ってなりました(結局それか)。ァァァァァァァうらやまーーーーー! 日常の仕事楽しんでそれで書くという苦行もといデトックスができる人生なんて憧れ以外のなにものでもないよ!!! わたしもそうなりたい!!

 

 

しかしまあ、日常の悩みから音楽からヲタクまで全部一連で考えるこのもちをの思考回路、本当やばいなと思います。でもこれも常に並行してやってきた弊害という名の賜物ではあると、……そう、

思ってもいいんじゃないかな!