星降る夜に願うこと -もちのブログ-

NEWSごとメモ。クラシック音楽寄りな見方してしまうヨ。

あの日のあとがき

星の王子さま」の感想といえば他所で書いたもの以上のものはないと思ってます。ここで出す日がくるかはわからないです。(書いた用途が違いすぎるので)

 

ただなんというか、「こなくそ感」とやらはいつでもそこにあるものだけど、もしかしたらわたしはその使い方をここしばらく間違えてたのかもしれない、とふと今日思ったので、備忘として記したいと思います。

 

話は4/30の福岡公演にさかのぼります。あの日ドタキャンされたわたしはともだちを連れて福岡にいました。前の日の公演後、ひとりでお座敷でめそめそ泣きながらやっとこれをぶつけることができるなっていうサンドバッグ風味だったのはほんとごめんw(私信)

 

あのときのことはたぶん一生忘れない。

 

 

暑かった。ロビーも暑くて、中に入っても暑くて、下手のメンステ横くらいで。すでにマリンメッセは膨張していた。熱に、期待に、愛に、ヒトの心で膨張していた。

 

福岡はとくに盛り上がりがちな土地で、他のアーティストさんもだし去年の福岡公演もNEWSコールが多かったのも印象深い(オーディエンス側ではなく、メンバーから求められるのが、です)。

 

それが通常であるのに、のに。始まる前からなんだかもう破裂せんばかりの熱気にわたしたちはたぶんもうアンテナがおかしくなっていたのだと思う。

 

4人が見えたときの歓声はまるで星がが生まれた産声のようだった。

"Theme of  QUARTETTO" の冒頭、 "take" と聴こえただけで涙が出た。視界の隅でともだちの肩がびくりと震えたのも見えた。

 

……あとから考えたら、そのときの歌はそこまで完成されていたとは言えないかもしれない。たぶん広島のがまだすごかったかもしれない。けど、

 

あのときたしかに、宇宙にNEWSQUARTETTOがうまれたんだ。

 

なぜか涙が止まらなくて、ともだちもどうやら泣いてて、なんで泣いてるのかわからないままにずっと一緒に歌ってた気がします。歌ってたというのは、わたしの腹筋と背筋(というか腰)が攣りかけたから(苦笑)。あれはここ最近何の訓練もしてないカラダに全力で歌を注ぎこんだから起きたことにほかならないです。

 

ただの一度だけ、この日だけ、わたし、「星の王子さま」で歯噛みして泣きました。

 

なんでだかわからないんですよ(苦笑)。ただもうたぶんあのときアンテナがおかしかったんだとしか言いようがないけど、それをこじ開けたのは他でもない最初の "take" だったと思う。もちろんアンテナ全開にして(ほとんど戦場に行くつもりで)会場に向かうのは毎度のことなんだけれど、それをはるかに振り切ってもオッケーというか、それでも届かないものがあるのだと、あの四和音は言ったんだと……

 

ソロは。
どんな声だったか。どんな朗読だったか。間の取り方、とんなだったか。それも憶えてないくらいに、最後の画面の文字を見てたと思います。けっしてよろこびではない感情で。……メンステ側にいたので、捌けるのもおそらく見ずに済んだことだったと思う……

 

”愛言葉” もまさに ”愛言葉” で、ただ「あなたたちのことがすきです」と全力で歌えることにしあわせを覚えていました。たぶんちゃんと声を出せたのはここかもしれない。狭いから届きやすいのもあるのかもしれない。振りを間違えるのもすきだと唱えながらただ音が宙へ昇るのを見てたように思います……熊本へも。

 

そう、いま思い出せば。あのとききっとわたしは口に出してなかったけど福岡公演がなくなることも危惧してたし、たぶんそれを超えての公演だったからこそあんなにも爆発的だったのかもしれないともおもう。

 

シリウス”。これもまさか冒頭のじたんとゆうやさんのハモでよろけるほどに泣くとは思わなかった。ちょうどともだちもよろけて泣いてたからお互い支え合う形で、ただ棒のように、祈るように立ってました。

 

なんも言えねえ、ってこういうときに使うんだと思った(苦笑)。

 

星めざもいざないもWonderも超えてのシリウスだったからこそ、あんなにも生きてると……わたしの細胞全部が震えるくらいに、無力さに、嬉しさに、遠さに、世界に、美しさに、そのすべてのありがたさに泣いてしまうくらいに、あのとき、いきてる、って思ったんでしょう。

でしょうというのも、もうほんとうろ覚えだからです。断片的に視覚と聴覚と、それと何か第六感的な部分でしか覚えていられないほど、あの時はすべてが「戦場」だったと思う。

表現における、戦場。

 

これらの感情をなんと呼んでいいのかわからないのが正直なところです。

嫉妬であるようで、それでいて感謝でもある。これはたぶんわたしの中の本性を揺さぶる、……素直であれと言うのだ思う。それだけのストレートなことだと思う。

 

 

そうやって書いた文章があります。たぶんいままででわたしの中でいちばん、真っ黒の文章が。

 

それから4ヶ月以上経って。

わたしはその使い途をまちがえてたのかな、と、いまちょっとだけおもいます。もしかしたら嫉妬だけしてたのかもしれない。でもあのときのわたしはもういないし、変わってるし。

 

でもいま見てもあれに敵うものはない気がしてならないし、自分でも驚くほどびっくりするくらいの熱量で書いてたし。
あれがスタート地点だったのかもしれないと思います。でもあれに固執することは立ち止まることと同じで。それって死んでるってことで、あの戦場にまだ負けてへたり込んでるってことで。

でも、あの負けは確実にわたしの心を再生した。それは事実だから、

 

きっとある意味これはさよならです。ナミダノトオリミチはふさがない。見えないとは言わない。だからこそあのときの気持ちを忘れずに、

わたしはまだ書いていきたいと。

やっと、思いました。

 

 

 

 

 

 さよなら、「星の王子さま